計測器の選び方と機能比較

デジタルサーキットテスターの選び方と機能比較(自動車整備向けにおすすめ製品から)

このようなニーズにおすすめ 自動車用に開発した
多機能テスター
現場での使いやすさを重視
性能はプロ機レベル
平均的な性能で
温度測定もできる
平均的な性能で
基本機能を抑えている
外観 KT-2022 KU-2605 KU-2605 KU-2600
型式 KT-2022 KU-2605 KU-2602 KU-2600
メーカー希望小売価格(税込) \53,240 \19,360 \15,972 \12,100
特徴 ワイドな測定レンジで高精度。パルス、回転数、温度測定もできるハイエンドモデル。 ワイドな測定レンジで高精度。温度測定ができるハイコスパモデル。 平均的な性能。普及モデルでありながら温度測定も可能。 平均的な性能。普及モデルでありながらクランプ接続も可能。
主な用途※1 バッテリー電圧、オルタネータ充電電流、エンジン回転数、ドゥエル角(1~12気筒)、インジェクションパルス幅、エアコン吹き出し温度、水温センサー、コンデンサー、導通試験、ダイオードテスト、各種抵抗チェック バッテリー電圧、オルタネータ充電電流、エアコン吹き出し温度、水温センサー、コンデンサー、導通試験、ダイオードテスト、各種抵抗チェック バッテリー電圧、オルタネータ充電電流、エアコン吹き出し温度、水温センサー、コンデンサー、導通試験、ダイオードテスト、各種抵抗チェック バッテリー電圧、オルタネータ充電電流、水温センサー、コンデンサー、導通試験、ダイオードテスト、各種抵抗チェック
機能※1 表示器大型LCD(文字高20㎜)LCD(文字高19㎜)LCD(文字高12㎜)LCD(文字高12㎜)
バックライト

バーグラフ


クランプアダプター接続
レンジ切り替えオート/マニュアル(※2)オート/マニュアルオート/マニュアルオート/マニュアル
レンジホールド

ディスプレイホールド
最大/最少値測定



偏差測定
オートパワーオフ
誤挿入防止機能


測定範囲 直流電流0.0μA~10.00A0.1μA~9.999A0.00mA~10.00A0.00mA~10.00A
交流電流0.0μA~10.00A00.1μA~9.999A0.00mA~10.00A0.00mA~10.00A
直流電圧0.00mV~1,000V0.001mV~999.9V0.0mV~600V0.0mV~600V
交流電圧0.00mV~1,000V0.001mV~999.9V0.0mV~600V0.0mV~600V
抵抗0.0Ω~60.00MΩ0.1Ω~99.99MΩ0.0Ω~40.00MΩ0.0Ω~40.00MΩ
測定項目と
レンジ
直流電流
600.0μA/6000μA/60.00mA/
600.0mA/6.000A/10.00A/

999.9μA/999.9mA/9.999A

400.0μA/4000μA/40.00mA/
400.0mA/4A/10A

40.00mA/400.0mA/10.00A
直流電圧
60mV/600mV/6V/60V
/600V/1000V

49.999mV/99.99mV/999.9mV
9.999V/99.99V/999.9V

400mV/4V/40V/400V/600V

400mV/4V/40V/400V/600V
交流電流
600.0μA/6000μA/60.00mA/
600.0mA/6.000A/10.00A/

999.9μA/999.9mA/9.999A

400.0μA/4000μA/40.00mA/
400.0mA/4A/10A

40.00mA/400.0mA/10.00A
交流電圧
60mV/600mV/6V/60V
/600V/1000V

9.999mV/99.99mV/999.9mV
9.999V/99.99V/999.9V

400mV/4V/40V/400V/600V

400mV/4V/40V/400V/600V
抵抗
600.0Ω/6.000kΩ/60.00kΩ/
600.0kΩ/6.000MΩ/60.00MΩ

999.9Ω/9.999kΩ/99.99kΩ/400kΩ
/999.9kΩ/9.999MΩ/99.99MΩ

400Ω/4kΩ/40kΩ/400kΩ
/4MΩ/40MΩ

400Ω/4kΩ/40kΩ/400kΩ
/4MΩ/40MΩ
導通試験
周波数
60V,600Vレンジで10Hz~50kHz
(※3)

99.99Hz~9.999MHz

9.999Hz~9.999MHz

9.999Hz~9.999MHz
静電容量
50nF/500nF/5μF/50μF
/100μF

9.999nF/99.99nF/999.9μF/9.999μF
/99.99μF/999.9μF/9.999mF

4nF/40nF/400nF/4μF
/40μF/200μF

40nF/40μF/200μF
ダイオードテスト
デューティー比
0%~100%

0.1%~99.9%

0.1%~99.9%

0%~99.9%
温度●-50℃~1,000℃●-40℃~1,000℃●-20℃~500℃
回転数●60~20,000rpm(RPM4)※4


ドゥエル角●0~360°


付属品100-66テストリード


100-57テストリード


100-50テストリード

653回転センサー


654回転センサー


818-02温度プローブ
853温度プローブ


943ワニグチクリップ


電池
キャリングケース


オプション660 クランプアダプター
817-03~25温度プローブ

819温度プローブ
100-41テストリードキット
100-62テストリードセット
793コイル型コンタクトピン
940ワニグチクリップ
944テストピン
946バッテリークリップ
※1.一部の機能は別売テストリードが必要です。
※2.マニュアルは周波数、インジェクションパルス幅、静電容量はオートのみ。
※3.電圧測定レンジによって、測定帯域が異なります。
※4.点火方式によって異なります。
用語解説
【暗電流】暗電流とはエンジン停止状態でも流れる放電電流(時計、カーナビ、イモビライザー、電子回路のバックアップなど)のことです。バッテリー上がりが頻繁に起こる場合は、暗電流過多の可能性があるため測定が必要です。
測定方法はエンジンを切ってライトなどを全てOFFにして、バッテリーのマイナスケーブルをクランプします。
車種によって異なりますが、30mA以下が正常値で、1000mA以上になると異常値です。
よって、直流でmAのレンジが測定できるクランプメータ(kaise SK-7831)が必要です。
【オルタネータの充電電流測定】オルタネーターは交流で発電し、内部で整流して直流で出力する発電機のことです。オルタネーターがトラブルを起こすとバッテリー上がりやバッテリーを傷めることがあるためチェックが必要です。
チェック方法は、エンジンを切った状態でオルタネータのB端子をクランプし、エンジンを始動させてエアコンなどをつけて最大負荷をかけた時の直流電流を読み取ります。車種によって異なりますが、30A前後で安定すれば正常で、極端に少なかったり多かったりする場合は故障です。
【オルタネータのB端子】バッテリーに直接つながっている端子
【バーグラフ】アナログテスターの感覚で値の変化が観察できるバーコードです。
【誤挿入防止機能】ファンクションに合わないテストリードを挿入するとブザー音で警告します。
【最大/最少値測定】措定中に該当キーを押すと最大/最小値を記憶し表示。
【偏差測定】測定中に該当キーを押すと表示が0±1デジットになり、その時の測定値を基準値とした偏差測定ができる。
【デジット】表示値の桁を意味します。1ディジットは表示できる最小の値です。
【ピークホールド】一定時間内に瞬時に発生したピーク値の表示を保持する
【オートパワーオフ】一定時間操作しないと自動的に電源を切る機能
【ディスプレイホールド】表示固定キーで表示値を固定できる機能
【デューティ比】周期的な電気信号などの現象において、一周期中のONの期間の割合。例としては、車速パルスやインジェクターの制御信号やISCバルブなどのセンサー出力がある。
【ドゥエル角】機械式ディストリビューターにおいて、断続器のコンタクトポイントが開いているカム角度のこと。

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